脳を「つなげる」ことで、からだは変わることができる。ダウン症をはじめとする、障がいをもった子どもと親のチャレンジを応援するための、全く新たなリハビリテーションが注目されています。
アメリカの理学療法学博士カレン・プライアーによる、この「脳をつなげるリハビリ・メソッド」は、育児がそのまま子どものリハビリになることを目指したもので、数多くのポジティヴなケースが報告されています。
本書は、子どものために脳を「つなげる」このメソッドを、初めて日本で紹介する書籍です。
〝脳には、可能性と幸せがつまっています。脳を「つなげる」ことで、世界中の子ども達が人生を謳歌できるようにと祈りながら、人々の優しさと愛情が込められたこの本をお届けいたします”(訳者あとがきより)
第1章 脳をつなぐ感覚療法ー症状ではなく、原因へのアプローチ
第2章 脳のつながりの世界ー子ども達のために、理論を
第3章 脳をつなぐための英知ー知られていること、わかっていること
Q&A Q1 発達に遅れがある子ども達の栄養管理は大事ですか?/Q2 なぜ赤ちゃんにエクササイズなのですか?/Q3 おしゃべりはどう練習させたらよいですか?/Q4 お座りしてくれません/Q5 カレン先生は音楽が大事だとおっしゃいます。なぜでしょうか?/Q6 大脳皮質や中脳の構造に何らかの課題があると、回旋運動が困難となり、あらゆる動作が機能面で制限されてしまうのはどうしてですか?/Q7 片側痙縮に効果的な治療法を教えてください/Q8 感覚統合療法とカレン先生の神経可塑性テクニック療法はどう違いますか?/Q9 発達に遅れがある子どもに出来事を記憶させるコツはありますか?/Q10 本当に筋緊張を変えることができるのですか?/Q11カレン先生は薬による治療をどう考えていますか? etc.